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スギ花粉症の免疫療法(減感作療法)を考えている患者さんへ ~治療を始めるならこの時期です~

No.66|2017年6月24日

 ここ数年、多くのスギ花粉症の患者さんが減感作療法(特に舌下法)を希望され、来院されるようになりました。当院では2006年より3年間、東京都に委託され1大学、5都立病院、2クリニックのメンバーとして臨床試験に参加し、本療法の有効性と安全性を早くから直接確認することが出来ました。

 

 当院では二十数年前より注射法による減感作療法(スギとハウスダスト)をすでに行っており、良い治療効果をあげています。注射法は専門的知識と経験のある医師によりなされる治療であるため実施している医師が非常に少ないこと、さらに初めの5~6ヵ月は週に1回の通院が必要なことなどの理由で広く普及しない状態でした。

 

 舌下法の登場により、アレルギー疾患の唯一の根治療法である減感作療法が広く普及してきたことは本当に良いことと思います。その一方で、安易にこの治療を始めようという方々も散見されるようになりなりました。

 

減感作療法をお勧めしたい方    kahun

 

*まず、医療機関でスギ花粉症と診断すること・・・

ご自分で花粉症と長年思っているかたの中で、花粉症でない方もいます 詳しい問診と血液検査などで診断を確定します

*症状がひどい方・・・

花粉症の方の中には、日常生活が著しく妨げられ、毎年シーズンには不快な日々が続く方がいます 今後何十年も繰り返すことになります

*薬が効きにくい方・・・

飲み薬点鼻点眼薬などいろいろ試みてもあまり効果がみられない方

*薬の副作用がひどい方・・・

一般には眠くならないと言われている飲み薬でも眠気がある のどが乾いてしまう だるくなる 集中力が落ちるなど

*薬による治療を避けたい方・・・

妊娠を望んでいる方 車の運転が必要な方(パイロットももちろん) 薬物治療を対症療法として長年繰り返す事に抵抗の強い方

*何よりも、症状を一時的に抑えるのではなく、根本的に治したいと望んでいる方

 

 当院ではスギ花粉シーズンが過ぎた6月より今年のスギ舌下減感作療法を開始しております。ご希望の方はどうぞ私の休診日以外に受診してください。予約の必要はありません。舌下療法について詳しくご説明いたします。

 

2017年6月 

アレルギー科 東京都花粉症対策検討委員会委員 弘岡順子

 

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