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明けましておめでとうございます ~今年のテーマは抗加齢医療!~

No.26|2004年1月1日

皆様新年あけましておめでとうございます。毎年決まり文句になってしまった「医療をめぐる厳しい状況」は益々悪化の一途です。今年度の診療報酬は支払い側と診療側(医師会)の激しいせめぎあいの結果、薬価の1%切り下げで落ち着き、製薬メーカーが痛手を負う事になりました。薬価を除く診療報酬は医師の技術料、処置料を始めとする診療行為の価格を意味しますが同時に医療の質と水準を規定する機能を持っています。したがって診療報酬が切り下げられれば病院、診療所への収益の減少だけでなく医療の質そのものの低下となって患者さんと医療者双方にしわ寄せをもたらす危険性があります。

 

今年も世界の国々長寿ランキングで日本が第一位となりましたがこれはわが国の医療が今まで良好に機能した結果であり医療の質が決して欧米に劣るものではない事を示しています。国民の健康に対する関心が極めて高い事に加え、わが国には経済的負担が少なく気軽に病院を受診できる健康保険制度があり疾病の予防、早期発見と治療が効を奏している事も一因です。最近一部の許されない医療事故がメデイアをにぎあわせ医療側に対する国民の批判が高まっていますが多くの良心的な医療機関が極めて厳しい経済状況の中で地味な努力によって献身的に医療を支えている事もお伝えしたいと思います。昨今のインフルエンザワクチンの不足問題でも露呈した厚生労働省の先見性と指導力の欠如が今後のわが国の医療政策の危うさを感じさせます。今年も逆風の真っ只中ですが診療の質を低下する事なく皆様の健康維持のお手伝い出来る様、努力する所存です。なにとぞ宜しくお願いいたします。

 

さて私達のクリニックでは毎年新たな目標テーマを掲げています。

 

今年のテーマは「抗加齢医療」としました。

 

わが国の平均寿命が80歳を超えているのに、この21世紀に平均寿命が30歳に満たない国があるのは驚きです。寿命は遺伝だけでなく環境因子が大きく作用します。貧困により乳児死亡の高い国の衛生環境の不備やエイズの蔓延は痛ましい限りです。先進諸国の人と物による援助が急務です。さて、このような国では老化の心配はありませんが先進国では平均寿命が延び続けています。元気に老い、出来るだけ永く心身の若さを保ちながら生活し苦痛少なく最後を迎える人生をだれもが望んでいます。

 

近年、老化の研究は発癌のメカニズム解明とともに大きく進歩しているようです。老化は単に皮膚のシワが増えたとか足腰が衰えたという部分的な問題ではなく全身の老化程度をきちんと把握する事が重要です。

 

私達のクリニックでは身近なテーマとして、 1)血管の老化である動脈硬化、 2)骨の老化である骨粗しょう症、 3)胃癌に結びつく胃粘膜の老化、 4)前立腺の老化である前立腺肥大、 5)男性、女性の更年期障害 などのほか、老化に関与する各種するホルモン検査などを従来の検診、人間ドックメニューに加えて総合的に個人の老化を判定し、抗加齢の立場で食事、運動指導、投薬治療の他ストレスケアーなどの心身医学的な治療も含め一人一人の方に総合的なご指導、治療を目指す所存でおります。

 

どうぞ「抗加齢検診」にご期待下さい。

 

医療法人社団 順正会 ヒロオカクリニック

 

理事長 弘岡泰正

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