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最新の禁煙治療 ~健康保険で禁煙治療が受けられます!~

No.40|2008年6月28日

当クリニックは、健康保険で
禁煙治療が受けられます!

 

最近タバコを吸う場所がどんどん少なくなるなぁ・・・と感じていませんか?

 

禁煙化は世界的な傾向で、先進諸国に比べて喫煙対策が遅れていた日本でも、2003年5月に受動喫煙防止を掲げた健康増進法(第25条)が施行され、この法律を契機にさまざまな公共施設で禁煙化が進んでいます。
日本人の喫煙率は低下し続けていますが、欧米の水準からは程遠く、まだまだタバコを吸い続けている人が多いのが現状です。厚生労働省の調査によれば、喫煙男性の4人に1人、女性の3人に1人が禁煙を希望し、このまま喫煙習慣を続けたくないと考えている人は6割を超えているといわれています。

 

タバコの害は全身におよび、がん・循環器疾患・呼吸器疾患など喫煙に関連する病気で約11万人以上の日本人が死亡しています。また女性にとってタバコは健康を害するだけでなく、美容の大敵でもあります。さらに、タバコは個人の問題だけではなく、受動喫煙(タバコの煙を自分の意思とは無関係に吸い込んでしまうこと)は非喫煙者の健康も損ねます。

 

禁煙しようと思っても自分一人ではなかなかやめられない・・・喫煙者の多くは喫煙を、趣味・嗜好ととらえているようですが、やめられない喫煙は「ニコチン依存症」という「病気」であることがわかっています。

 

禁煙治療は2006年4月から一定の要件を満たし、禁煙治療に保険が適用できる医療機関を受診した場合に、保険により治療を受けられるようになりました。
標準的な禁煙治療プログラムは、初回診察で医師と相談して禁煙開始日を決定し、禁煙を実行し継続するための薬の処方やアドバイスを12週間にわたり合計5~7回受診します。
これまでのニコチン代替療法(ニコチンパッチ・ニコチンガム)に加え、今年5月よりニコチンを含まない禁煙のための飲み薬(バレニクリン:商品名チャンピックス)が日本でも処方できるようになりました。この薬はニコチン切れの症状を軽くするだけでなく、禁煙中に一服してしまった時の「タバコがおいしい」という満足感を感じにくくすることにより、禁煙を助ける薬です。

 

タバコをやめると、まず呼気中の一酸化炭素濃度や血圧値などが回復し始め、数ヶ月後には「咳やたんが減った」「息切れしにくくなった」など心臓や肺機能も改善し、禁煙10年後には肺がんによる死亡率が喫煙者の半分に、15年後には冠動脈疾患のリスクが非喫煙者のレベルまで近づくことがわかっています。
「禁煙は難しい・・今さらやめても・・」今からでも禁煙は遅すぎるということはありません。
禁煙したいと思っている方、禁煙に失敗した事のある方、ぜひ医師にご相談下さい。

 

禁煙専任看護師  佐々木

 

参考文献:  「すすめよう禁煙」  社団法人 日本医師会

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