トピックス

クリニックの電子カルテ化について ~しばらくご迷惑をおかけします…~

No.48|2011年9月22日

私達のクリニックでは開業以来、紙カルテを元に診療を行ってきました。
紙カルテや手書きの処方箋は世界中のどこの医療機関でも医者には達筆?が多いのか、最も判読が困難な書類の一つとされ、 院内のスタッフや、院外薬局の薬剤師の皆さんに迷惑をかけてきました。

 

 ところで世の中の流れとして政府のIT戦略本部で は「どこでもMY病院」構想の実現、シームレスな地域連携医療の実現、レセプト情報活用による医療の効率化、医療情報デ ーターベースの活用による医薬品等安全対策の推進といった少し難しいテーマですが新たな情報通信技術戦略として医療分野 に電子カルテを導入、普及させたい方針を打ち出し、厚労省もその実現を強く推進しています。

 

 この問題には施行の時期を含め構想その物にも賛否両論ありますが、最近ではほとんどの大学病院、大中小の病院で電子カルテが導入されています。一方一般開業医の診療所での普及は2010年の段階で18~19%に過ぎず、導入に多額の資金を要する事や電子化に慣れるまでに時間がかかり、移行期に患者さんの待ち時間が長くなるのではという危惧から導入を見合わせている医療機関も多いようです。

 

 私どものクリニックも電子カルテ化の重要性は十分理解しているつもりであり、10年前から,さまざまな検討を加えていましたが中々実施に踏みきれないでいました。しかしながら2年前にクリニックに移転に伴い、5年間保存義務のある紙カルテの保存場所が飽和状態となってきました。現在、満杯になった過去カルテ、やX線フィルムの保管場所をはるか新潟県の倉庫に移し、急用の場合は画像の伝送、やカルテの速達の配送で対応していますが、増え続けるこれらの患者さん情報やセキュリテイを守りながら遠距離で保管・運営するのは経済的な無駄も多く厄介な問題でした。

 

 そこで私達はこのたび一大決心をして9月1日からの電子カルテの導入に踏み切りました。
予想通り、未だ機械に不慣れなため患者様をお待たせする時間が長くなり大変ご迷惑をおかけしていますが、あと1~2週でシステムにも慣れ、待ち時間の短縮を図れるものと考えております。その間なにとぞ御協力賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 

理事長  弘岡泰正

トピックス一覧に戻る