スーザン ボイルの兄ちゃん

 今年は天候不順で桜の開花が遅れましたが、4月の中旬に2週間我が家に滞在した米国人の一家にとっては何とか花見に間に合い日本の春を満喫した良い休日になったようです。

 

 

 

 米国人の整形外科医の主人と30年ほど前に聖路加病院に研修に来日した折に御縁で一緒になった日本人の妻と先ごろ津田梅子も通った東部の名門女子大BrynMawr Collegeを卒業してNYの医科大学に合格したての娘の3人の家族です。妻のAさんの里帰りの折には我が家に滞在することが習慣となっていますが、一緒に飲むのを楽しみにしているDr.Sはいつも日本では手に入りにくい珍しいバーボン、ライウィスキーをお土産に持って来てくれ今年は何とガイガーカウンターも持参してくれました。我々は日中は仕事があるので彼らに自由にしてもらい、お客さんは勝手知ったる我が家を別荘のようにして寛いでくれ、我らが愛鳥ピータンのバードシッターまでやってくれました。

 

 

 

 我々が夜遅く帰ると、時には晩御飯まで用意してくれ大宴会となり、日米の医療事情や社会の変化など真面目な話題からバカ話まで大いに談論風発で、我々にとっても実に楽しい彼らの滞在でした。

 

 

 

 さて前回の2010年の滞在時はYouTubeで流れた英国TV番組のBriain’s Got Talentで入賞したSusan Boyleの話題で大いに盛り上がりました。琴風(尾車親方)が女装した様な風貌ながら驚くべき素晴らしい歌声に驚愕して皆に教え回りましたが、その後彼女は世界中で有名になり、我が国の紅白歌合戦に出場したりしました。今ではあのスコットランドのド田舎のおばさん風の雰囲気からすっかり垢抜け、風格まで備わった立派な歌手となり、まさにキャリアが人を変える典型です。

 

 

 

 さて一家の娘のAちゃんが私に「おじさん今でもSusan Boyleが好き?」と尋ねました。彼女は一昨年ロンドン大学に留学していましが、ある日、大学近くのパブに友人たちと行くと隣にいるおじさんがどこかで見たような顔をしており、どこかでお会いしませんでしたかなどと言いながら一生懸命思い出していたところ、あのSusanとそっくりなオッサンと気が付きました。そこで失礼とは思いつつも「Susan Boyleと何か御関係の方ですか?」と聞いたところ、なんとSusanのお兄さんだったという事です。彼女はアメリカでも大評判で人気ものですよ。と伝えるとこの兄ちゃんは大喜びでビールをおごってくれたそうです。

 

 

 

 これに気を良くしてAちゃんは「東京にもSusanの大フアンの医者がいますよ。」というと兄ちゃんはまたまた大喜びで「それはうれしい、さっそくSusanに伝えておきましょう。」と言ったというのです。英国のパブには結構いい加減なよっぱらのオッサンがいて大ぼら吹きの与太話をしていますが私はこの話は「本当の話」と信じております。

 

 

 

 

理事長 弘岡泰正

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