七草がゆとインフルエンザ

 

 先日、TVを見ていたら台所でおなべの蓋が蒸気で奏でるような “♪タンタカ・タカタカ・スッタンタン…コトコト” という懐かしいテーマミュージックにのって「今日の料理」という番組が始まりました。 私はこのテーマ曲は “♪チャンチャカスチャラカ・スッチャンチャン…パフ!”で始まる笑点のテーマと双璧のモーツアルトに勝るとも劣らない名曲だと思っております。

 

 

 さて番組の内容はお正月にふさわしく「七草がゆ」の作り方でした。 なにやら由緒ありげな日本料理の先生が七草のいわれに始まり、粥の作り方を私でも出来るように親切に解説してくれました。 ところで子供の頃、私の母も七草がゆを作る時に嬉しそうになにか歌いながら作っていた記憶がありますが、番組の中でその歌を紹介していました。 それによると…春の七草を6日の夜に洗い清めたまな板の上で包丁やすりこ木で28回たたき、さらに7日の朝に21回たたいて粥に入れるそうです。 その際に「七草なずな、唐土の鳥が、日本の国へ渡らぬ先に、七草なずなストトコトントン…」という七草囃子を歌うらしいのです。

 

 

 古来より唐土の鳥は鬼車鳥といわれて、疫病を運ぶ鳥とみなされていたらしいのですが、疫病にかからぬように七草がゆを食べようという事のようです。いまや唐土(中国)からの渡り鳥はトリインフルエンザという恐ろしい疫病をもたらす事が科学者の研究の結果でわかってきましたが、遥か昔から私たちのご先祖は、その事実を把握していた事になります。 七草はセリ、ナズナ、スズシロに健胃、消化促進作用があり、ゴギョウの鎮吐、解熱作用などそれぞれに様々な作用をもつ事が知られています。 ひょっとすると七草を総て組み合わせて一緒にたたくことで何らかの化学反応を起こし、強力な抗ウィルス成分が出来る事を経験の積み重ねでご先祖は知っていたのかも知れません。 どこかの製薬メーカーで確かめたらどうでしょう。

 

 

 草花をばかにしてはいけません。 今やインフルエンザの特効薬といわれるタミフルは、中華料理の材料で誰でも知っている「八角」から出来ているのです。

ひょっとすると七草は新薬としてヒットかも・・・・今年も変な夢をたくさん見そうです。宜しくお願いいたします。

 

 

 

理事長 弘岡泰正

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