続 ピータンな日々

INDEX

 この処、私たち夫婦の生活は寝ても覚めてもピータン一色で、友人達との会食の話題も専らペット談義になってしまいました。先日、親戚の法事の席でも故人の話題はほったらかしでピータンの話に熱が入っている私を坊主が少し変な顔をして見つめていました。

 

 

 

 「オウムと人はどう生きるのか?」というヒントを求めてロビンソン・クルーソーの児童版ではない原作を買い求め、「私が死んだ後にこの孤島に来た英国人が私の独り言をオームから聞くのだろうか。」というセリフにいたく感動してやや言葉が遅れているピータンになんとかしゃべらせようと毎日5時に起きて1時間ばかり遊ばせながら調教しています。

 

 

 

 日頃寡黙?な私は酒が入ると気が大きくなって雄弁になり、皇位継承問題、大相撲、医療政策、領土問題など天下国家の話題を週刊誌やTVの評論家からの聞きかじりで憂い、いっぱしの国士気どりで「ゴーマンかます」悪い癖がありましたが今やアルコールが入ると夫婦そろって我が家のオカメインコの話に夢中で周りも些かあきれ顔です。

 

 

 

 私もかつては福田総理(お父っつあんの方)がペットのウーパールーパーの水槽にあのシミだらけの顔を近づけていつもの“への字”の口元を緩め、細い眼を益々細くして悦に入っている写真を見て「一国の総理がおかしなペットにうつつを抜かす時か!」と憤慨したり、知人の某大学の生物学の名誉教授が関西の大学に単身赴任した際、ペットとして連れて行ったサンショウウオが餌の冷凍赤虫を喜んで食べる様を小学生のように嬉々として話してくれるのを聞きながら「この先生大丈夫かな?」(Y先生ごめんなさい)と思っていましたが今やみんなから私が“変”と思われているかもしれません。

 

 

 

 先日、夫婦で駅から自宅までの暗い坂道を歩いての道すがら、私はフト輪唱しながら歩くことを思いつき、女房に提案しました。元祖亭主関白の我が家では主人の命令は絶対です。「ええー?」と驚き、嫌がる女房に♪♪「静かな湖畔の森に影から、もう起きちゃいかがとピータンが啼く、ハイ!」というわけで女房が続き、最後に一緒にピータン、ピータン、ピタン、ピタン、ピタンと歌っていますと、通りすがりの塾帰りらしい小学生が「ばっかじゃないの?」というような顔をして通り過ぎて行きました。ほんとに馬鹿だね。

 

 

 

「ダメだ こりゃ!」

 

理事長 弘岡泰正

CONTACT予約・お問い合わせ