【新型コロナ・ワクチン】3回目接種でも副反応はあるが激しい悪化はなさそう

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新型コロナ・ワクチンは、3回目を打たないと、効果が低下してしまうことがわかっています。そのため政府と地方自治体は、国民に3回目を接種してもらうべく奔走しています。

「安全のために3回接種はやむをえない」と思っている人も「あれ」が懸念されるのではないでしょうか。

そうです、副反応です。

1回目、2回目の接種後に痛い思いをした人は少なくありません。

3回目にも副反応はあるのでしょうか。

答えは、残念ながら「あります」です。

しかし、1・2回目の副反応より激しく悪化することはなさそうです。

3回目のワクチンの副反応

厚生労働省によると、ファイザー製のワクチンもモデルナ製のワクチンも、3回目の副反応の傾向は、2回目の副反応と同じ程度です(*1)。

1・2回目より同程度か若干悪い

ただ、3回目のほうが若干悪化するかもしれません。同省の見解は以下のとおりです。

<3回目のワクチン接種の副反応に関する厚生労働省の見解>
・リンパ節の腫れなどについては、1・2回目接種時と比較して、3回目の発現割合のほうが高い傾向にあった
・国内の調査でも、ファイザー製ワクチンにおける、3回目接種から1週間後までの有害事象の状況は、2回目の接種後とほぼ類似していたが、腋窩痛(わきの下の痛み)などについては、3回目の接種後のほうが、発現頻度が高い傾向がみられた

有害事象とは副反応のことです。

国内調査の悪化の度合いは微増

国内の調査では、次のような結果になりました。

<副反応の発現割合の推移:2回目→3回目>
・脇の下の痛み:2回目1.34%→3回目5.03%
・リンパ節の腫れ:2回目0.95%→3回目1.33%
・リンパ節の痛み:2回目0.48%→3回目0.76%

脇の下の痛みは、3回目のほうが3.69ポイント(=5.03(%)-1.34(%))悪化していて、これは確かに「増えている」という印象があります。

ただ、リンパ節の腫れとリンパ節の痛みの増加率は、とても小さいもので「微増」というレベルであると理解してよさそうです。

逆の結果も報告されている「3回目のほうが軽いこともある」

そしてアメリカ疾病予防管理センター(CDC)によると、2回目接種でみられた1)局所および全身の反応、2)健康状態の変化、3)日常生活や仕事での支障は、3回目の発現割合のほうが低かったとしています(*1)。

この結果をどうとらえるべきか

3回目のほうが悪化するという結果を出した調査機関も、3回目のほうが軽いとしたCDCも、信頼できる機関であり、当然ですがエビデンス(科学的根拠)をもってそのように結論づけています。

それだけに、悪い結果とよい結果の両方が出ていることは、安心できるような、より不安なような複雑な気持ちにさせます。

この結果の受け止め方ですが、例えば次のように考えてみてはいかがでしょうか。

・副反応は避けられないかもしれないが、2回目と同じ程度だから、我慢はできそう
・運が悪ければ、それより悪化するかもしれないが、すごく悪くなることはなさそう
・運がよければ、2回目のワクチンのときの副反応より軽く済みそう

警戒しつつも楽観視する、というスタンスでよいと思います。

そもそも新型コロナ・ワクチンの副反応とは

ここからは、3回目に限定せず、新型コロナ・ワクチンがそもそも持っている副反応のリスクについて解説します。

脇の下やリンパ節の痛み以外にも、深刻なものもあります(*2)。

<新型コロナ・ワクチンの副反応の種類と発現割合>

発現割合 症状
ファイザー製ワクチン モデルナ製ワクチン
50%以上 接種部位の痛み、疲労、頭痛 接種部位の痛み、疲労、頭痛、筋肉痛
10~50% 筋肉痛、悪寒、関節痛、下痢、発熱、接種部位の腫れ 関節痛、悪寒、吐き気、嘔吐、リンパ節症、発熱、接種部位の腫れ、発赤、紅斑
1~10% 吐き気、嘔吐 接種部位の痛み、腫れ、紅斑

 

さらに、1%を下回るまれな頻度でアナフィラキシーが発生したという報告もあります。

脇の下やリンパ節の痛み以外の副反応の比較も知りたいところ

冒頭で、1・2回目の副反応と3回目の副反応の比較を紹介しましたが、そこで対象となった副反応は脇の下やリンパ節の痛みなどです。

つまり、新型コロナ・ワクチンの代表的な副反応である、疲労、頭痛、筋肉痛などの比較は、厚生労働省から公表されていません。

その理由については不明ですが、国民としては、なるべく多くの種類の副反応の1・2回目と3回目の比較の情報が欲しいところです。

まとめ~恐れず「我慢やむなし」の気持ちで

3回目も副反応は避けて通れないかもしれません。

しかし、3回打たないとワクチンの効果が低下してしまう以上、そして、3回目だからといって副反応が激しく悪化するわけではない以上、恐れず「我慢しなければならないな」と思って打ったほうがよいでしょう。

もちろん、アレルギーなどでワクチンが打てない人はそうではありません。

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