【疲労回復注射(にんにく注射)とは】ビタミンB効果と血液へのダイレクト注入がポイント

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疲労回復注射(にんにく注射)は「疲れを早く取り除きたい」「即効で元気になりたい」と望む方に人気の栄養注射です。

即効性は血液にダイレクトに注入することで生まれるのですが、注射器を使う必要があるので医療機関でしか提供できません。

疲労回復や元気の効果を期待できるのは、疲労回復注射(にんにく注射)の有効成分がビタミンB群だからです。

この記事では、疲労回復注射(にんにく注射)の効果と成分、植物のニンニクとの関係について解説します。

期待できる効果

疲労回復注射(にんにく注射)を打った多くの人が実感している効果は次のとおりです。

・疲労回復
・血行の改善
・新陳代謝の向上
・飲みすぎた翌日の二日酔いの症状の緩和

疲労回復注射(にんにく注射)はいつ打ってもよい「元気補充目的の人も」

疲労回復注射(にんにく注射)は栄養豊富な薬剤を注射器で投与します。医療機関しか提供できませんが、治療目的で使われるわけではありません。

「疲れた、早く元気を取り戻したい」と感じたときにクリニックに寄っていただければ、打ってもらえます。

ビタミンB1をはじめとするB群の効果

疲労回復注射(にんにく注射)の有効成分のビタミンB群とは、ビタミンB1、B2、B6、B12などの総称です。

それぞれの特性を紹介します。

最も重要なB1の特性

疲労回復注射(にんにく注射)の成分のなかで最も重要とされるビタミンB1は、チアミンという別の名前を持っています。

ビタミンB1を発見したのは鈴木梅太郎という農業分野の化学者です。1910年、梅太郎は米ぬかから、これまで知られていなかった栄養成分の抽出に成功します。梅太郎はこれをオリザニンと名づけました。

ところが翌年、ポーランドの化学者、フランクが同じ栄養成分を発見してビタミンと名づけ、こちらの名称のほうが世界標準になってしまいました。

ビタミンB1が疲れや元気に関係するのは、糖質の代謝に関与しているからです。

糖質の代謝とは、食事から摂取した糖質を血液中でブドウ糖に変えてエネルギーにしたり、脂肪やグリコーゲンに変えて体内に貯蔵したりすることを指します。

糖質の代謝が正常に行われていることは、元気の第1条件です。

そのためビタミンB1が不足すると、いくら食事をしても体がエネルギー不足を起こし、元気を失ったり疲れやすくなったりします。

B1は神経痛の薬になっている

疲労回復注射(にんにく注射)が治療に使われることはありませんが、ビタミンB1単体は病気の治療で使われることがあります。

神経痛、関節痛、末梢神経炎、心筋代謝障害などの病気・症状を持つ患者さんが、ビタミンB1の欠乏を起こしていたり、代謝障害を起こしていたりした場合、ビタミンB1が処方されるのです。

ビタミンB2の特性

ビタミンB2にも別名があり、リボフラビンといいます。

ビタミンB2が体内に吸収されると、FMN(フラビンモノヌクレオチド)とFAD(フラビンアデニンジヌクレオチド)という物質に変わります。これらは糖質の代謝において補酵素として働きます。

補酵素は酵素の働きを助ける栄養素のことで、酵素が体の機能をサポートするには、補酵素の助けが必要になります。

ビタミンB1が元気と疲労回復の縁の下の力持ちとすれば、B2は「縁の下の力持ちの縁の下の力持ち」といったイメージです。

ビタミンB2には、成長促進、皮膚の保護、粘膜の保護といった働きがあります。

ビタミンB6の特性

ビタミンB6も代謝に関係する栄養素で、100以上の酵素反応にこれが使われていると指摘されています。

ビタミンB6は赤ちゃんのころの脳の発達や免疫機能に関与しています。

また成人でもビタミンB6が欠乏すると、貧血、かゆみをともなう発疹、口周りの荒れといった症状が出てしまうことが知られています。

ビタミンB12の特性

ビタミンB12は、神経、血液細胞、細胞内のDNAに関わる栄養素です。

また、疲労や体力低下を引き起こす巨赤芽球性貧血という種類の貧血の予防にビタミンB12が役立つことがあります。

さらに、便秘や食欲不振、体重減少、神経症状が起きている人に、ビタミンB12不足がみられることもあります。神経症状では、手や足がチクチク痛むといった症状が出ます。

植物のニンニクとの関係は「ないがある」

疲労回復注射(にんにく注射)で使われる薬剤は、植物のニンニクから抽出した成分でつくられているわけではありません。疲労回復注射(にんにく注射)にニンニクは一切関わっていません。

しかし、ニンニクもビタミンB群が豊富な植物で、そのため疲労回復注射(にんにく注射)を打ったあと、ほのかにニンニクのかおりがします。

それで「疲労回復注射(にんにく注射)」と呼ばれるようになり、それが定着した形です。

また一部では、「ニンニクをたっぷりきかせた料理を食べたあとのように元気になるから疲労回復注射(にんにく注射)という」という説明もされているようです。

まとめ~新宿に立ち寄った際に

疲労回復注射(にんにく注射)が忙しい現代人の注目を集めているのは即効性が高いからです。注射は数分で終わり、しばらくすると体が温かく感じるようになります。効果は体感レベルです。

ヒロオカクリニックでも、疲労回復注射(にんにく注射)を提供しています。

当院は新宿駅近くにあるので、新宿に用事があったときに「元気補充したい」と思い立ちましたら、お気軽にお立ち寄りください。

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