花粉症対策 できることを試してみませんか?

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「花粉症対策」と聞いて何をイメージするでしょうか。

ゴーグルタイプのメガネでしょうか。クリニックにかかって薬を処方してもらうことでしょうか。

いずれも正しい対策ですが、花粉症対策はそれだけではありません。

複数の花粉症対策にひとつずつ取り組んでいけば、あの不快な症状が軽くなることも期待できるかもしれません。

花粉症対策は「全部試す」くらいの気持ちで臨んでみてください。

花粉症対策にはなぜそれほど種類があるのか

花粉症対策にさまざまな種類があるのは、花粉症の原因がたくさんあるからです。

もちろん第1の原因は花粉です。

花粉症は、体内に侵入した花粉に対するアレルギー反応として発症します。

アレルギー反応は免疫反応とほぼ同義であり、体のなかの免疫機能が花粉を異物とみなして涙やくしゃみ、咳、鼻水、炎症などを使って異物を体の外に出そうとします。これが花粉症の不快な症状の正体です。

しかし、花粉を吸い込んだだけでは花粉症は起きません。

環境省は花粉症が起きる原因や症状が悪化する原因として、次の項目を挙げています。

参照:花粉症 環境保険マニュアル

■花粉症を引き起こす原因(花粉以外のもの)
・母乳から人工栄養への切り替え
・食生活の変化
・腸内環境の変化
・感染症の減少
・大気汚染
・喫煙
・ストレス
・生活習慣の欧米化
・換気の悪い部屋でのストーブやガスレンジなどの燃焼
・黄砂

原因がこれだけあれば、対策の数が増えるのも当然です。

対策1:花粉をつけない、落とす

原因がたくさんあるとはいえ第1の原因は花粉なので、まずはこれに対処しましょう。対策その1は花粉をつけないことと、付着した花粉を落とすことです。

マスクは最大1/6に、メガネは最大1/3まで減らす

花粉を付けない対策としては、マスクとメガネが有効です。花粉の飛散が多いとき、マスクは口が花粉を吸い込む量を1/3~1/6まで減らし、メガネは目に入る花粉の量を1/2~1/3まで減らします。

マスクはコロナ対策でも着用しているので、以前よりは抵抗が減っているのではないでしょうか。

メガネはゴーグルのようなフレームと肌が密着するタイプがよいのですが、普通のメガネでも効果があるとされています。

普段コンタクトとメガネを併用している方は、花粉が飛来する時期はメガネを使うとよいかもしれません。

すべすべした生地の服を着て、帽子も被る

服装の生地はナイロンなどのすべすべしたものを着るようにしてください。帽子も有効です。

うがい、手洗い、洗顔

帰宅したら家のなかに入る前に、全身を両手で叩いて衣服や髪、顔や靴についた花粉を払いましょう。

家のなかに入ったら、すぐにうがい、手洗い、洗顔をします。

これらが花粉を落とす行動になります。

対策2:食生活をあらためる

「これを食べれば花粉症が治る」といった食材はないと考えた方がまちがいありません。ただし、もし食生活が乱れているのだとしたら、それを改めることは花粉症対策になります。

その場合、ひとつのものや少数のものを連続して食べ続けるのではなく、いろいろな食材を食べていくことが重要です。

対策3:体調を整える、健康な体をつくる

体調を整えて健康な体をつくることは花粉症対策になります。

厚生労働省は、鼻の粘膜の状態をよくするために、ストレスのない生活を送り、睡眠をしっかり取り、アルコールの飲みすぎを控え、禁煙するよう呼びかけています。

参照:はじめに ~花粉症の疫学と治療そしてセルフケア~|厚生労働省

対策4:自分を苦しめている花粉を知る

対策その4からは、医療の力を使っていきます。

まだ一度も花粉症の治療でクリニックにかかったことがない人は、自分を苦しめている花粉がどの植物のものなのかわかっていないと思います。

花粉症を引き起こす植物はスギ、ヒノキ、ブタクサ、ヨモギ、シラカンバなどが有名ですが、そのほかにイネ、クロマツ、バラも原因植物になります。

さらにイチゴ、リンゴ、ウメ、ピーマン、サクランボ、トマトといった食卓に並ぶ植物の花粉で発症することもあります。

自分を苦しめる花粉を知らないとそれを避けることができません。

クリニックにかかれば、植物を特定する検査を受けることができるので、まずはここから対策を始めるとよいでしょう。

対策5:治療

花粉症対策の最も本格的なものは、やはり治療になります。

「苦しい」と感じたら我慢せずクリニックを受診することをおすすめします。

花粉症治療には対処療法根治療法があります。

参照:的確な花粉症の治療のために

花粉症の対症療法

花粉症の対症療法とは、症状を和らげたりなくしたりするものであり、原因を取り除くものではありません。ただし、花粉はそもそも人体にとって害悪があるものではないので、対症療法で苦しい症状が軽減できれば「それでよい」と考えることもできます。

対症療法では症状に合った薬を使います。薬品名は以下のとおりです。

■くしゃみや鼻汁に使う薬
・抗ヒスタミン薬
・化学伝達物質遊離抑制薬

■鼻づまりに使う薬
・抗ロイコトリエン薬
・鼻噴霧用ステロイド薬

■強い鼻づまりに使う薬
・点鼻用血管収縮薬
・経口ステロイド薬

花粉症の根治療法

花粉症の根治療法は文字通り根治を目指す治療方法で、アレルゲン免疫療法が行われています。

アレルゲン免疫療法とは、アレルギー疾患の病因アレルゲンを投与していくことにより、アレルギー疾患の自然経過を改善させることが可能な治療法です。

対象疾患は、アレルギー性鼻炎、気管支喘息などで、注射による皮下免疫療法と舌下投与による舌下免疫療法などがあります。現在は、有効性、安全性の点で、舌下免疫療法が広く行われています。スギ花粉症またはダニアレルギーと確定診断された患者さんが治療を受けることができます。

当院でも舌下免疫療法の導入、維持療法を行っています。

まとめ~生活の質を向上させるために

記事の内容を箇条書きでまとめます。

・花粉症対策は「すべて試す」くらいの気持ちで臨みましょう
・対策1:マスク、メガネ、すべすべした服、帽子、うがい、手洗い、洗顔
・対策2:食生活をあらためる
・対策3:健康な体をつくる
・対策4:クリニックで自分を苦しめている花粉を特定する
・対策5:クリニックで治療をする

苦しさが減れば生活の質は確実に向上するはずなので、ぜひあきらめず取り組んでみてください。

新宿ヒロオカクリニックでは呼吸器内科の専門医が診察を行っております。お気軽にご相談ください。

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アレルギーの原因は遺伝的なものに限るわけではなく、しっかりと治療すれば改善されるものも多数あります。重症化する前に専門医の治療を受けることをお勧めします。

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