人間ドックの費用の相場をあえて提示するなら「4万円くらい」
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人間ドックは、公的医療保険が使えず自費になるので、受診を考えている人にとっては「費用がいくらなのか」が気になるところだと思います。
ところが、人間ドックの費用の相場を知っている人はあまりいません。
それは、人間ドックにはいわゆる費用相場が存在しないからです。
しかし費用に関する情報がゼロでは困ってしまうと思います。
そこで、あえて相場を提示してみます。
・人間ドックの費用相場は4万円くらい
繰り返しになりますが、「4万円くらい」という額はあくまで目安であり、この額から大きく離れた人間ドックも存在します。
なぜ相場がないのか
4万円の根拠を紹介する前に、なぜ人間ドックには費用の相場がないかを解説します。
検査の数と単価で費用が決まるから
人間ドックはいわば、複数の検査を一気に提供する医療サービスです。
どの医療機関の人間ドックの案内文にも、レストランのメニュー表のように、たくさんの検査名が並んでいます。
レストランの料金相場は、なかなか決めづらいと思います。それは、多く食べたり、高い料理を食べたりすると料金が高くなり、安い料理を少しか食べないと安くなるからです。
人間ドックでも、受診者様が検査を多く受けたり、大掛かりな検査機器を使った検査を受けたりすれば、費用が高くなります。検査が少なければ安くなります。
それで、人間ドックの費用には相場がない、という結論になるわけです。
自費だから
人間ドックに費用相場がない理由はもう1つあります。それは、公的医療保険が使えないからです。
公的医療保険を使う場合、検査の1つひとつに国が定めた値段がつけられています。どの医療機関で受けても、検査の費用は同じです。
しかし、同じ検査であっても、自費の場合は医療機関が自由に料金を設定できます。
そのため人間ドックの料金は、検査体制を簡素にして安くすることも、受診者様に豪華なおもてなしをして高くすることもできます。
「高いからよい、安いからダメ」と考えないで
人間ドックの料金については、高いからよい、安いからダメということにはなりません。
人間ドックで行なわれる検査はすべて、普通の治療で使われるものです。
治療で検査を行うのは、検査で病気がみつかるからです。
検査はさらに、まだ症状に現れていない「潜んでいる病気」をみつけることもできます。
つまり人間ドックを受けることで、潜んでいる病気をみつけることができたり、病気が潜んでいないことを確認できたりします。
そのため、高額の費用を支払ってあらゆる検査を受けても、病気が1つもみつからないことがあります。
さらに、費用を抑えるために検査の数を少なくして「問題なし」という結果が出ても、あとから検査していない場所から病気がみつかることもあります。
人間ドックを受けるときは「検査ありき」「気になる病気ありき」で、検査メニューを決めることをおすすめします。「費用ありき」で決めないほうがよいでしょう。
「4万円」の人間ドックの内容
冒頭で、人間ドックに費用相場をあえて提示するなら「4万円くらい」となる、と紹介しました。
ヒロオカクリニックの人間ドックでは、税込41,800円のコースを「ヒロオカドック」と名付けて、標準にしています。
検査項目は次のとおりです。
<ヒロオカドック(スタンダード人間ドック)の検査項目>
| 診察 | 理学的所見 |
| 計測 | 身長 |
| 体重 | |
| BMI | |
| 体脂肪率 | |
| 肥満度 | |
| 腹囲 | |
| 視力検査 | 裸眼または矯正視力(右/左) |
| 聴力検査 | 1000Hz・4000Hz(右/左) |
| 血圧測定 | 収縮期(最高)拡張期(最低) |
| 尿検査 | 尿糖 |
| 尿蛋白 | |
| 尿潜血 | |
| 尿ウロビリノーゲン/pH | |
| 脂質検査 | 総コレステロール |
| 中性脂肪 | |
| HDL-コレステロール | |
| LDL-コレステロール | |
| 肝機能検査 | AST(GOT) |
| ALT(GPT) | |
| γ-GTP | |
| ALP | |
| LDH | |
| 総ビリルビン | |
| 直接ビリルビン | |
| 総蛋白 | |
| アルブミン | |
| A/G比 | |
| コリンエステラーゼ | |
| 鉄 | |
| HBs抗原(CLIA法) | |
| HBs抗体(CLIA法) | |
| HCV抗体(CLIA法) | |
| 膵機能検査 | アミラーゼ |
| 腎機能検査 | クレアチニン |
| 尿酸 | |
| 尿素窒素 | |
| eGFR | |
| 糖尿病検査 | 空腹時血糖 |
| HbA1c(NGSP値) | |
| 貧血検査 | ヘマトクリット値 |
| 血色素量 | |
| 赤血球数 | |
| 白血球数 | |
| 血小板数 | |
| 血液像 | |
| MCV・MCH・MCHC | |
| 梅毒検査 | TPHA定性 |
| RPR定性 | |
| 炎症性反応検査 | CRP |
| RF定量 | |
| 電解質検査 | ナトリウム |
| カリウム | |
| クロール | |
| カルシウム | |
| 無機リン | |
| 心臓病検査 | BNP |
| 便潜血検査(2日法) | |
| 眼圧 | |
| 眼底検査(両眼) | |
| 肺機能検査(スパイロ) | |
| 心電図検査 | 12誘導 |
| 胸部X線検査 | |
| 骨塩定量(DEXA) | |
| 胃部検査 | MDL(胃部X線撮影) |
| または胃カメラ(追加3,300円) | |
| 腹部超音波検査(肝臓・腎臓・胆嚢・膵臓・脾臓) | |
これらの検査の主な目的は、生活習慣病を早期に発見することです。生活習慣病の多くは、発症していても初期は症状がないので、これだけの検査をしないとなかなか発見できません。
胃カメラ(胃内視鏡検査)は、追加で3,300円お支払いいただくことで受けられるようにしました。
X線で胃を撮影する胃部X線検査は、撮影した画像を医師が診て胃がんなどを探す検査ですが、胃カメラなら医師が「ライブ」で胃のなかを見るので、より確実に異常を発見できます。
人間ドックは豊富なバリエーションが魅力
人間ドックを受けるメリットは、受診者様の健康上の不安を解消できることです。
普通の治療では、例えば風邪をひいてクリニックに行ったら、風邪の治療しか受けることができず、がんや心臓の検査をしてもらうことはできません。
しかし人間ドックなら、豊富なバリエーションの検査を使って、自分が気になる臓器や器官や組織について調べることができます。
例えば、標準的な人間ドックを毎年受け、数年に一度、検査項目が多いスペシャルな人間ドックを受ける、ということもできます。
スペシャルな人間ドックとは
ヒロオカクリニックでも、先ほど紹介したヒロオカドックの他に、「精密ドック」と「心臓ドック」「胃カメラドック」を用意しています。
その内容は次のとおりです。
・精密ドック、税込52,800円
ヒロオカドックをベースにして、次の検査を加えています。
・4種類の腫瘍マーカー(CEA、CA19-9、AFP、PSA(男性)/SCC(女性))
・喀痰細胞診(肺がん検査)
・心臓ドック、税込30,250円
心臓病のリスクを集中的に調べます。血液検査や胃部X線検査など、基本的な検査も含まれます。
・胃カメラドック、税込16,500円
胃カメラ(胃内視鏡)を使って、食道、胃、十二指腸をみます。
さらに、胃の粘膜の組織を胃カメラで採取して、病理組織検査を行います。
まとめ~自分への投資といえます
人間ドックの費用は「高い」ともいえますし、「安い」ともいえます。
病気の治療で検査を受ける場合、公的医療保険が使えるので患者様の負担は3割ですが、人間ドックの検査は全額受診者様負担なので、どうしても高くなってしまいます。
しかし、人間ドックで病気を発見できれば、早期に治療に取りかかることができるので、早期に治る可能性が高くなります。健康の金銭的価値を考えると、人間ドックの費用は決して高いとはいえないでしょう。
自己投資は、自分をベストの状態にするためにお金を使うことですので、人間ドックもその1つといえます。
人間ドックは、公的医療保険が使えず自費になるので、受診を考えている人にとっては「費用がいくらなのか」が気になるところだと思います。
ところが、人間ドックの費用の相場を知っている人はあまりいません。
それは、人間ドックにはいわゆる費用相場が存在しないからです。
しかし費用に関する情報がゼロでは困ってしまうと思います。
そこで、あえて相場を提示してみます。
・人間ドックの費用相場は4万円くらい
繰り返しになりますが、「4万円くらい」という額はあくまで目安であり、この額から大きく離れた人間ドックも存在します。
なぜ相場がないのか
4万円の根拠を紹介する前に、なぜ人間ドックには費用の相場がないかを解説します。
検査の数と単価で費用が決まるから
人間ドックはいわば、複数の検査を一気に提供する医療サービスです。
どの医療機関の人間ドックの案内文にも、レストランのメニュー表のように、たくさんの検査名が並んでいます。
レストランの料金相場は、なかなか決めづらいと思います。それは、多く食べたり、高い料理を食べたりすると料金が高くなり、安い料理を少しか食べないと安くなるからです。
人間ドックでも、受診者様が検査を多く受けたり、大掛かりな検査機器を使った検査を受けたりすれば、費用が高くなります。検査が少なければ安くなります。
それで、人間ドックの費用には相場がない、という結論になるわけです。
自費だから
人間ドックに費用相場がない理由はもう1つあります。それは、公的医療保険が使えないからです。
公的医療保険を使う場合、検査の1つひとつに国が定めた値段がつけられています。どの医療機関で受けても、検査の費用は同じです。
しかし、同じ検査であっても、自費の場合は医療機関が自由に料金を設定できます。
そのため人間ドックの料金は、検査体制を簡素にして安くすることも、受診者様に豪華なおもてなしをして高くすることもできます。
「高いからよい、安いからダメ」と考えないで
人間ドックの料金については、高いからよい、安いからダメということにはなりません。
人間ドックで行なわれる検査はすべて、普通の治療で使われるものです。
治療で検査を行うのは、検査で病気がみつかるからです。
検査はさらに、まだ症状に現れていない「潜んでいる病気」をみつけることもできます。
つまり人間ドックを受けることで、潜んでいる病気をみつけることができたり、病気が潜んでいないことを確認できたりします。
そのため、高額の費用を支払ってあらゆる検査を受けても、病気が1つもみつからないことがあります。
さらに、費用を抑えるために検査の数を少なくして「問題なし」という結果が出ても、あとから検査していない場所から病気がみつかることもあります。
人間ドックを受けるときは「検査ありき」「気になる病気ありき」で、検査メニューを決めることをおすすめします。「費用ありき」で決めないほうがよいでしょう。
「4万円」の人間ドックの内容
冒頭で、人間ドックに費用相場をあえて提示するなら「4万円くらい」となる、と紹介しました。
ヒロオカクリニックの人間ドックでは、税込41,800円のコースを「ヒロオカドック」と名付けて、標準にしています。
検査項目は次のとおりです。
<ヒロオカドック(スタンダード人間ドック)の検査項目>
| 診察 | 理学的所見 |
| 計測 | 身長 |
| 体重 | |
| BMI | |
| 体脂肪率 | |
| 肥満度 | |
| 腹囲 | |
| 視力検査 | 裸眼または矯正視力(右/左) |
| 聴力検査 | 1000Hz・4000Hz(右/左) |
| 血圧測定 | 収縮期(最高)拡張期(最低) |
| 尿検査 | 尿糖 |
| 尿蛋白 | |
| 尿潜血 | |
| 尿ウロビリノーゲン/pH | |
| 脂質検査 | 総コレステロール |
| 中性脂肪 | |
| HDL-コレステロール | |
| LDL-コレステロール | |
| 肝機能検査 | AST(GOT) |
| ALT(GPT) | |
| γ-GTP | |
| ALP | |
| LDH | |
| 総ビリルビン | |
| 直接ビリルビン | |
| 総蛋白 | |
| アルブミン | |
| A/G比 | |
| コリンエステラーゼ | |
| 鉄 | |
| HBs抗原(CLIA法) | |
| HBs抗体(CLIA法) | |
| HCV抗体(CLIA法) | |
| 膵機能検査 | アミラーゼ |
| 腎機能検査 | クレアチニン |
| 尿酸 | |
| 尿素窒素 | |
| eGFR | |
| 糖尿病検査 | 空腹時血糖 |
| HbA1c(NGSP値) | |
| 貧血検査 | ヘマトクリット値 |
| 血色素量 | |
| 赤血球数 | |
| 白血球数 | |
| 血小板数 | |
| 血液像 | |
| MCV・MCH・MCHC | |
| 梅毒検査 | TPHA定性 |
| RPR定性 | |
| 炎症性反応検査 | CRP |
| RF定量 | |
| 電解質検査 | ナトリウム |
| カリウム | |
| クロール | |
| カルシウム | |
| 無機リン | |
| 心臓病検査 | BNP |
| 便潜血検査(2日法) | |
| 眼圧 | |
| 眼底検査(両眼) | |
| 肺機能検査(スパイロ) | |
| 心電図検査 | 12誘導 |
| 胸部X線検査 | |
| 骨塩定量(DEXA) | |
| 胃部検査 | MDL(胃部X線撮影) |
| または胃カメラ(追加3,300円) | |
| 腹部超音波検査(肝臓・腎臓・胆嚢・膵臓・脾臓) | |
これらの検査の主な目的は、生活習慣病を早期に発見することです。生活習慣病の多くは、発症していても初期は症状がないので、これだけの検査をしないとなかなか発見できません。
胃カメラ(胃内視鏡検査)は、追加で3,300円お支払いいただくことで受けられるようにしました。
X線で胃を撮影する胃部X線検査は、撮影した画像を医師が診て胃がんなどを探す検査ですが、胃カメラなら医師が「ライブ」で胃のなかを見るので、より確実に異常を発見できます。
人間ドックは豊富なバリエーションが魅力
人間ドックを受けるメリットは、受診者様の健康上の不安を解消できることです。
普通の治療では、例えば風邪をひいてクリニックに行ったら、風邪の治療しか受けることができず、がんや心臓の検査をしてもらうことはできません。
しかし人間ドックなら、豊富なバリエーションの検査を使って、自分が気になる臓器や器官や組織について調べることができます。
例えば、標準的な人間ドックを毎年受け、数年に一度、検査項目が多いスペシャルな人間ドックを受ける、ということもできます。
スペシャルな人間ドックとは
ヒロオカクリニックでも、先ほど紹介したヒロオカドックの他に、「精密ドック」と「心臓ドック」「胃カメラドック」を用意しています。
その内容は次のとおりです。
・精密ドック、税込52,800円
ヒロオカドックをベースにして、次の検査を加えています。
・4種類の腫瘍マーカー(CEA、CA19-9、AFP、PSA(男性)/SCC(女性))
・喀痰細胞診(肺がん検査)
・心臓ドック、税込30,250円
心臓病のリスクを集中的に調べます。血液検査や胃部X線検査など、基本的な検査も含まれます。
・胃カメラドック、税込16,500円
胃カメラ(胃内視鏡)を使って、食道、胃、十二指腸をみます。
さらに、胃の粘膜の組織を胃カメラで採取して、病理組織検査を行います。
まとめ~自分への投資といえます
人間ドックの費用は「高い」ともいえますし、「安い」ともいえます。
病気の治療で検査を受ける場合、公的医療保険が使えるので患者様の負担は3割ですが、人間ドックの検査は全額受診者様負担なので、どうしても高くなってしまいます。
しかし、人間ドックで病気を発見できれば、早期に治療に取りかかることができるので、早期に治る可能性が高くなります。健康の金銭的価値を考えると、人間ドックの費用は決して高いとはいえないでしょう。
自己投資は、自分をベストの状態にするためにお金を使うことですので、人間ドックもその1つといえます。
新宿 ヒロオカクリニックでは人間ドック・生活習慣病予防健診・協会けんぽ一般健診・定期健康診断・婦人科検診、区民検診等の幅広いメニューに対応しております。今年度は胃内視鏡検査(胃カメラ)の枠を増枠。また、毎週木曜日はレディースデイです。団体でのお申込みもご相談ください。詳細はこちら

